トップページ >> 内科のご案内
近年、食生活の欧米化や運動不足、時間に追われてストレスの募るライフスタイルなど、種々の原因により糖尿病・高血圧・脂質異常症(高脂血症)といった生活習慣病が増加しています。
これら生活習慣病の恐いところは殆ど自覚症状のないことにあります。極端に血糖や血圧が高い場合には口渇・多尿・頭痛・嘔気などの自覚症状が出現しますが、大概の場合は長年のあいだ無症状で経過します。そして年余にわたって血管を蝕み、ある時突然に血管が詰まったりあるいは綻び、脳梗塞や心筋梗塞といった疾患を発症します。そうなると、内服薬がどさっと増え、更に後遺症やリハビリなどが必要になり、以降の生活に相当な制限が発生します。
我々内科の仕事は、日頃から血糖や血圧、コレステロールをコントロールし、予想される大きな疾病を未然に防ぐことであると思います。データに出てくる数字自体は薬で何とか下げられますが、薬で帳尻だけ合わせていても、最終的に内服薬の分量が増えていったり、効きが悪くなったり後々付けが回ってきます。生活習慣病のコントロールは文字通り、患者さん一人ひとりの普段の食生活を初めとしたライフスタイルの改善に負うところが大きいのです。
ドラマや漫画で外科系の主人公は多いですが、内科が主人公の話は殆どありません。何故なら、内科の仕事とは、発生した病気を治すことはもちろん、余病が発症しないように、投薬・生活指導を通じて皆さんの健康維持を図る地味な仕事だからなのです。華はないのですが、例えるならば、転ばぬ先の杖を「ここに突いてくださいな」とアドバイスして、未病のまま防いでしまうことが上手な仕事であると考えております。
外観
当クリニックの看板
待合ロビー
トイレ
ロビーから診察室へ
診察室
リカバリールーム
内視鏡室