smokerには、耳の痛いお話を。
タバコはがんや動脈硬化の危険因子として有名ですが、眼の病気の原因にもなることが判って来ております。
その一つが、加齢黄斑変性です。聞いたことのない人もいるでしょうが、欧米では成人の視力低下や失明の主原因であり、日本でも増加傾向にあるとのことです。
この病気は、網膜の中心である黄斑が変性してしまうので、物を見たときの視野のど真ん中が欠損します。周りは何となく見えるのに、読みたい文字が見えないのです。これはかなり困ります。
この病気が、喫煙者ではなんと4倍!
タバコを吸うことで、お馴染みの活性酸素が増えて、更にビタミンCを破壊。網膜の老化がどんどん進んでゆきます。
増々もって、タバコは百害あって一利なしとなってきました。
(参考文献;日本医師会雑誌;111.9.1835)