「感動する!数学」
去年のことです。
所用で広島まで出かけた時のことです。
少し変則的な、矢鱈に安い切符をJRで売っていました。
行きは広島まで新幹線、帰りは福山まで在来線で福山からは新幹線使用可という切符です。
広島‐福山間は新幹線でたったの一駅、何の問題もなしと思って切符を購入。
さて、帰宅当日。帰りの所要時間を調べて目を疑いました。在来線には快速電車はなく、すべで各駅停車。広島‐福山間、なんと1時間50分。そして福山駅はこだま号しか停車せず、新幹線も各駅停車。神戸市内での在来線乗り継ぎも含めるとなんと4時間という悶絶するような乗り継ぎが判明しました。
そんな時間つぶしにKioskで購入したのがこの1冊です。
題名から判るように、数学アレルギーの人には全くお薦めしません。かといって、理系でも数学科や物理学科の人には平易すぎるでしょう。受験数学は割と得意で、参考書のコラムまで読んでいたような人向けです。
オイラー・ガウス・ラマヌージャン等々、コラムに載っていた天才たちの逸話が出てきます。難解な数式は出てこず、紙も鉛筆も要りません。
感動するかと問われれば、感動はしませんでしたが、久々に数学に触れてみて読んで良かった1冊でした。
本の購入時、Kioskのレジでバイトの女の子に「ゲッ!感動する数学? キモッ!」という反応をされましたが。