PSAって、聞いたことありますか?
前立腺がんのマーカーです。最近、認知度が高まってきました。
前立腺がんの新規発生患者数は年間6万5000人で、男性では胃・肺・大腸に続いて4番目に位置しています。そして、2025年には男性がんの1位になると予想されております。
PSAは前立腺内に血中の100万倍の濃度で存在しているので、がんができて血管が破綻すると高濃度のPSAが血管内に漏れ出して、血中PSAが上昇してきます。
前立腺がんは骨に転移しやすいという特徴があり、治療しつつも骨の痛みに悩まされるということがしばしばあります。
PSA陽性の人の20%には前立腺がんが発見されており、早期に発見して適切な治療を受けることにより、転移がんへ進行するリスクを大幅に低減できます。
米国では、年に1回のPSA検診に政府が補助をするという「オバマ宣言」を発表しているほどです。
採血で簡単に判りますので、排尿困難・残尿感等の症状のある人は一度検査を受けておきましょう。