さて、排便がなく直腸内で便が滞り続けると、便の脱水が進み硬い便になります。
硬くなると出にくい→出ないので脱水が進む→さらに硬くなり出にくい→脱水
の悪循環で、とうとう下剤のお世話になる事態となります。
そして下剤で硬便をひねり出すと、その次には泥状便が出てきます。この時点で、「はて、私は便秘だったのに今度は下痢になってしまった。下剤が強かったのかしらん。」と思ってしまいます。
実は、硬便の上流で渋滞していた泥状便が出てきただけなのですが、大腸の中にはあのバナナみたいな便が詰まっていると思い込んでいる人には「すわ一大事。今度は下痢になってしまった!下剤はもうやめよう。」となってしまう訳です。
そして、下剤をやめたのでまた便が出なくなり、溜めてはひねり出してそして泥状便という、所謂「便秘と下痢を繰り返しています」のサイクルに入ります。
さて、ではこれをどうやって解決するか。