お経のひみつ
難解な本でした。「ひみつ」などと平仮名で書かれているので平易な内容かと思っていましたが、なかなかどうして歯ごたえのある本です。第一章のお経とは何なのかは余裕で読めますが、第二章の般若心経のあたりから怪しくなって、第三章の法華経から置いて行かれました。
手塚治虫のブッダを何度となく読み返し、高校はごりごりの仏教系で般若心経は暗唱しており、それなりの素養はあると思って挑みましたが、半分も解りませんでした。
ただ、般若心経の章は、今まで漫然と唱えていた般若心経の漢字一文字一文字に意味がることが理解できて、これは読む価値ありです。
新書の形をした仏教学入門書です。般若心経を暗唱していて趣味は神社仏閣巡りというひと以外はスルーで良いと思います。