健診などでコレステロール高値との判定が出ると、病院に行って下げましょうと勧められます。しかしながら、自分の健診結果がどれ位ヤバい数字なのかが判らないので、医療機関を受診するモチベーションが出ませんでした。
ところが、「このままだとあなた、向こう10年間で心臓病(心筋梗塞)になる確率が28%ですよ」と具体的に言われると、重い腰を上げて受診してみようかなと云う気にもなります。
そんな便利な計算表が動脈硬化ガイドライン2017で発表されました。「吹田スコア」という計算表です。ネットで検索すると簡単に出てきます。ざっくり説明すると、年齢をベースにして悪玉コレステロールと善玉コレステロールそして普段の血圧を中心に計算して、糖尿病や喫煙があるとスコアが悪くなるといった具合です。
悪玉コレステロールの高い人で計算すると、大体スコア的には10年以内の心臓病の確率は5-10%で出ている印象です。そして、糖尿病のある人がタバコを吸うとどの年代でもリスクがほぼ2倍になっています。
心筋梗塞などの心臓病になると、絶対禁煙と言われますので、今のうちに止めておいては如何でしょうか。結局また禁煙を勧める話になりました。ほぼ全ての疾患のリスクファクターにタバコが入っている訳ですね。