トップページ >> 新着情報一覧

  • 当クリニックで行われている治療の説明をご案内いたします。

  • 当クリニックで行われている内視鏡のご案内です。

  • 当クリニック院長から皆様へ挨拶です。

  • 当院で出来る検査をご紹介いたします。

新着情報一覧

2018年1月15日 - 書評のコーナー ~その44~

パーマネント神喜劇   短編集の体をとっています。主人公は神さま。と云っても万城目ワールドは健在です。縁結びを主な仕事にしている小さい神社の神さまが主人公。本の表紙にインパクトのあるおじさんが書かれていますが、そんな感じです。この神さまに上司がいたり転勤があったりと、非常に人間臭い柵(しがらみ)を紐づけてストーリーは始まります。でも、仕事はしっかり神さまのお仕事。言霊を飛ばし ...続きを読む

2017年12月19日 - 書評のコーナー ~その43~

響   マンガ大賞受賞ということで、読んでみました。「小説家になる方法」というサブタイトルが付いていたので、期待して読んでみたのですが、学園ラブコメの範疇でした。 響という名の女子高生が主人公で、高校の文芸部が主な舞台。初めて書いた小説が出版社の新人賞を受賞。天才女子高生と持て囃される一方、当の本人は酷い社会生活不適応者で読んでいるこちらがハラハラします。キャラ ...続きを読む

2017年11月19日 - 書評のコーナー ~その42~

成功者K   ピース又吉と同時受賞した芥川賞作家はご存知ですか?羽田圭介という少し変わった作家さんです。又吉のテレビ露出がひと段落ついてから、もう一人の芥川賞作家としてバラエティーの雛壇に文化人枠として屡々(しばしば)出演しておりました。当時から、出演料の話などテレビ業界ではタブーとされてきた題材をあけっぴろげに開陳するキャラクターは、その作品は読んでいないまでも少し ...続きを読む

2017年10月18日 - 書評のコーナー ~その41~

医学・医療ものの漫画は数多ありまして、最近の作品でも病理の医師を主人公にした「フラジャイル」、麻酔科の若手女医さんを主人公にした「麻酔科医ハナ」、放射線部を舞台とした「ラジエーションハウス」などなどありますが、なかでも一番変わった作品をご紹介。 「はたらく細胞」。主人公は白血球や赤血球たち。舞台は当然、体の中です。血管の中を流れる赤血球が細菌に攻撃されて、それを白血球が助けるといった ...続きを読む

2017年9月25日 - 書評のコーナー ~その40~

うーん。半分は米倉涼子主演DoctorXの宣伝の本でした。どうやら著者はDoctorXの制作協力をしている麻酔科の女医さんの様です。仕事の出来る麻酔科医アピールは半端ではないです。徹頭徹尾お金の話で、題名に偽りなし。そして仕事のできない9時5時の女医さんには滅法厳しい意見が出てきます。みんな思っているけど口に出せないことを堂々と書いています。医者の世界であるあるの連続です。 月の時間 ...続きを読む

2017年9月14日 - 速報 論文掲載のお知らせ

Internal Medicine(日本内科学会の英文誌)に、論文が掲載されます。 2月にはacceptされていたのですが、native speakerのチェックやら色々ありまして漸く掲載の運びとなりました。 Internal Medicine  vol.56, No.19, 2018に掲載されます。 ...続きを読む

2017年7月19日 - 温泉ソムリエ

趣味、読書・神社仏閣・温泉 と云う訳で、神社検定につづいて温泉ソムリエなるものを取得しました。 温泉の脱衣所に貼ってある、温泉成分分析表(ナトリウムイオンやら硫酸イオンやら数字が並んでいるやつです)が読めるようになりました。 温泉を飲んで成分を言い当てる訳ではありません。念のため。 ...続きを読む

2017年6月7日 - 塩と血圧

血圧の高い人は、「減塩しましょう」と言われます。 何故でしょう。しょっぱいものを摂りすぎると翌日顔や指がむくみます。塩が水分を溜め込んでしまうのです。これと同じことが血管の中でも起きているのです。これを「循環血液量の増大」といいます。人間の血管の太さや長さは基本的に一定です。そこに通常以上の血液を詰め込むと、内圧が高くなります。これだけでも血圧は上がりそうなものなのですが、それに加え ...続きを読む

2017年5月16日 - 書評のコーナー ~その39~

覚えていますか、グリコ・森永事件。かれこれ30年にもなります。この事件をもとに作られた小説ですので、記憶が薄らいでいる人へまずは概要を。 ことの発端は、江崎グリコの社長誘拐事件から始まります。荒い手口で社長を誘拐して身代金を請求。しかもその請求額がとんでもない量で(現金10億円と金塊100kgと、とても運べない重さ)、当然身代金引き渡しは不成立。一方社長はというと、大阪のとある河川敷 ...続きを読む

2017年4月20日 - 書評のコーナー ~その38~

先日酷評した「ひとでなし;金剛界」の続編でも出ていないか検索したところ、この本が見つかりました。「ひとでなし」がいまいちだったので、新シリーズ刊行かと思っておりましたが、何と2014年の作品。自称京極フリークの私が恥ずかしながら見逃しておりました。 本の構成的には、いつもの長編ではありません。短編集です。短編と云ってもそこそこのボリュームです。主人公は、とある古本屋の主人。というと京 ...続きを読む