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新着情報一覧

2012年4月21日 - 便秘のお話 その4(最終回)

 既にお気づきかと思いますが、直腸ですっかり脱水されて硬くなってしまった兎糞(うさぎの糞の様にポロポロ硬くなった便;「とふん」と読みます)を何とかすれば便秘の改善に一歩前進です。  内服薬的には、カマグ或いはマグミットと云う便を柔らかくする薬をベースに飲んで貰います。この薬は何をする薬かというと、一言でいうと、「便の保湿剤」です。即ち、この薬が便と混じることにより、直腸で便が滞っても必要以上 ...続きを読む

2012年4月14日 - 便秘のお話 その3

 さて、排便がなく直腸内で便が滞り続けると、便の脱水が進み硬い便になります。 硬くなると出にくい→出ないので脱水が進む→さらに硬くなり出にくい→脱水 の悪循環で、とうとう下剤のお世話になる事態となります。 そして下剤で硬便をひねり出すと、その次には泥状便が出てきます。この時点で、「はて、私は便秘だったのに今度は下痢になってしまった。下剤が強かったのかしらん。」と思ってしまいます。 ...続きを読む

2012年4月7日 - 便秘のお話 その2

 よく、便秘と下痢を繰り返すという人がいますが、よくよく訊くとポロポロした硬い便(兎糞と言います)を下剤などでひねり出し後、泥の様な下痢便がダラダラ続いていることが多いです。  これは便秘と下痢を繰り返している訳ではなく、便秘症なのです。では何故、下痢を伴うのか。  大腸は右下腹部の上行結腸から始まる臓器です。では、小腸から大腸に入った途端、いきなりあのバナナの様な形になるのかというと ...続きを読む

2012年4月3日 - 便秘のお話 その1

 今回は尾籠(びろう)なお話なので、写真はありません。延々文章が続きます。 さて、便秘をざっくり分けると「器質的便秘」と「機能的便秘」の2種類に分けられます。 器質的便秘とは、物理的に便の通りが悪くなった状態の便秘のことを言います。具体的には、大腸がんや炎症、他の臓器による圧迫などで腸が細くなり便が出にくくなってしまうタイプの便秘です。我々医療従事者的には、便秘を主訴とする人たちの中か ...続きを読む

2012年3月13日 - 書評のコーナー その3

最近、書評ばっかりですいません。 「このミステリーがすごい 第1位」「2012本屋大賞ノミネート作品」ときたら読まないわけには行かないでしょう。 日本のアパート兼実験室、合衆国、そしてアフリカ。3つの地域で起こる事件が微妙な間合いでリンクしてゆく。600ページの厚みならではの展開です。 内容的には、冴えない大学院生が命の危険に曝されつつ半ば強制的に新薬の開発に狩り出され、一方アフ ...続きを読む

2012年3月12日 - 法定検診や診断書など自費診療のお値段

年度替わりだからなのでしょうか。 診断書その他のお問い合わせが続きましたので、よく訊かれる分を列記します。 診断書(調理師・美容師受験などの簡単なもの)                ¥3150 診断書(生命保険会社への提出など複雑なもの)               ¥5250 法定検診 40歳未満(35歳は除く)                        ¥6300 ...続きを読む

2012年2月27日 - 書評のコーナー その2

今回は、子供の学校の図書館から借りました。 若手消化器内科医とその友人達で繰り広げられる物語です。ここで、敢えて小説と書かなかったのは、本書の性格が小説というよりも非常に私小説に近しい文章だからです。内容的にはミステリー仕立てと云うわけでもなく、どんでん返しが待っているわけでもなく、文中で主人公が語るように「漱石の時代」の作品の読了感でした。大きな落ちがある訳でもなく、余韻棚引く感じです。 ...続きを読む

2012年1月26日 - 駐車場変更のお知らせ

駐車場へのアプローチの路地が狭くてご迷惑おかけしておりましたが、3月から駐車場が変更になります。 従来の駐車場の南側「河本パーキング」に変更します。そのため、須磨駅のタクシー溜り場からのアプローチが可能になりかなり入れやすくなります。 詳細は後日掲載します。 ...続きを読む

2012年1月20日 - 日経メディカルに掲載

昨年の3月号ですが、日経メディカルにインタビュー記事が載っています。 最近、胃石をコーラの内服で溶かす治療法が相次いで報告されるようになってきましたが、かなり早い段階でその治療法を採用して学会報告していたので、インタビュー依頼がきたものです。 クリニックの本棚にも一冊置いております。 ...続きを読む

2012年1月12日 - 書評のコーナー

冬休みを利用して、一冊読んでみました。 江戸時代での暦の改変に奔走する青年の物語です。 最初の方は数式やら図形が出てくるので、数学アレルギーの人はつらいかもしれませんが、図形のくだりはすっ飛ばして読んでもなんら影響はありません。また、時代背景が江戸時代なのですが、歴史嫌いのひとでも読めます。チャンバラの格闘シーンもありません。 この作家さんは、自分の書いた作品を読み直して ...続きを読む