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新着情報一覧

2012年9月20日 - おまけのピロリ菌 Q&A

おまけのピロリ菌Q &A Q ピロリ菌は、胃液で溶けないの? A ピロリ菌は胃の粘液層に住んでいて、しかもウレアーゼという酵素を使ってアンモニアを生成して、自分の周囲の胃酸を中和しているのです。 Q ピロリ菌はどうやって胃にダメージを与えるの? A 決定版の学説は未だないのですが、CagAやらVacAという名前の毒素を出して、胃上皮にダメージを与えるのです。 ...続きを読む

2012年9月1日 - 脱! ピロリ菌感染  その7

さて、お待たせしました、漸くピロリ菌の除菌のお話です。 今迄勿体ぶった話をしてきましたが、除菌は極めてシンプル。 2種類の抗生物質と胃薬を、1日2回(朝・夕)7日間内服するだけです。 副作用は、下痢・軟便(30%)、味覚異常(5%)ぐらいです。 気になる除菌成功率ですが、抗生物質の乱用が祟ってか、近年では70-80%といったところです。それも作法通りに治療してのお話です。薬 ...続きを読む

2012年8月22日 - 書評のコーナー その5

今回は、「謎解きはディナーのあとで」です。映画化もされて一度読むべしと意気込んで読みました。 しかし、軽い!軽い!ヘリウムのように軽い!ここのところ、濃い本ばかり読んでいたので余計に軽い! 短編集だとは知らずに読んでいました。事件が起きてお嬢様刑事が登場。お決まりのライバル刑事が現場を引っ掻き回して、当然のように事件は解決せず。夕食後の不機嫌なお嬢様が執事に「あなたならどう思う?」 ...続きを読む

2012年8月15日 - 脱! ピロリ菌感染  その6

ピロリ菌は、胃潰瘍の約70%、十二指腸潰瘍の約90%、胃がんの約80%に認められます。潰瘍を繰り返す人、即ちピロリ菌感染の疑い濃厚です。 ピロリ陽性の十二指腸潰瘍の人を一旦薬で治療します。やれやれ、漸く治ったかと思って薬を止めると、70%の人で潰瘍は再発してしまいます。再発は嫌だからときちんと薬を飲んでいても、半年くらい経って「そろそろ大丈夫かな?」と思って薬を止めるとやはり70%に再発して ...続きを読む

2012年8月8日 - 夏季休暇のお知らせ ー再掲ー

まことに勝手乍ら、8/13-15お休みします。 ...続きを読む

2012年8月1日 - 脱! ピロリ菌感染 その5

理数嫌いの人は一瞬心が折れそうになるグラフですが、踏ん張ってください。 これは横軸に年齢、そして縦軸に感染率を示した国別のグラフです(これまた20年ほど昔の資料です)。インドや象牙海岸(こんな国あったんだ)などの後進国は若い人から高齢者まで全年代にわたって感染率が高いのですが、逆にイギリスやフランスは全年代で感染率は低くなっています。 では日本はと言いますと、赤い線なのですが、 ...続きを読む

2012年7月25日 - 書評のコーナー その4

久々の書評のコーナーです。今回は、ミステリー部門です。ミステリーと言っても色々ありますが、ダビンチ・コードの様な暗号謎解きではなく、神主兼古書店の主人が脇役を従えて薀蓄たっぷりに説教して謎を説いてゆくというパターンでもありません。 サイエンスミステリーの範疇に入ります。が、この本の読み難さと云ったら、今まで読んだ本の中でもかなり上位にランキングします。喩えて言うなら、学生時代に夏休み ...続きを読む

2012年7月11日 - 脱! ピロリ菌感染  その4

左の図は、かなり昔(20年前)の、国別ピロリ菌感染率です。縦軸が感染率で、グラフが大きいほど感染率が高いことを示しています。当時Macで作成したデータなので文字化けしてズレているのですが、何となく先進国が左側、後進国が右側になっています。 日本はというと、何と右から4本目の赤い棒。意外に感染率が高かったのです。 うわあ、これは大変だと思いますが大丈夫。次のグラフをご覧ください。 ...続きを読む

2012年7月1日 - 脱! ピロリ菌感染  その3

そしてこれを契機に胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者から次々とピロリ菌の培養に成功するのですが、これが潰瘍の原因菌であると決定付けるには、Kochの第3・4の原則(詳しくはネットで調べて下さい。ざっくりいうと、分離された菌で病気の再現性があるということです)をクリアしなければいけなかったのです。 そこでMarshallさんは、胃炎の患者から分離培養された菌溶液をなんと自ら飲んで急性胃炎を発症し、そこ ...続きを読む

2012年6月26日 - 案内板のお知らせ

「案内板のお知らせ」というのも、おかしな日本語なのですが。 板宿に新しく移転した区役所ロビーの地図案内板に、当院が掲載されています。 海寄りなのでかなり端っこですが、一度見てみてください。 「見てみてください」もおかしな日本語です。 ...続きを読む