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新着情報一覧

2015年2月10日 - 書評のコーナー ~その19~

京極夏彦作の短編集です。以下、京極堂シリーズを読んだことのある人対象の書評です。 今回は、妖怪の類いは一切出てきませんし、神主も出てきません。勿論、虚言癖のある少年が世間を騒乱させて、それを眉目秀麗な探偵が意味不明な理屈と剛腕で解決するといったストーリーでもありません。 舞台設定は、恐らく昭和40年代と思われます。主人公は少し癖のある小学生3人組。舞台は主に学校かその通学路。所詮は小学 ...続きを読む

2015年1月17日 - 書評のコーナー ~その18~

ご存知、半沢直樹の作者です。 一応、事件が起きてそれを解決してゆくというストーリーですが、全然事件ものではありません。 銀行の内部事情告発といいますか、結構ドロドロしてるんですよ、という話です。銀行関係者が読むと「う~ん。あるある!」という話なのでしょう。 読んでいて、あまり燃えませんでした。 因みに、シャイロックとは、ヴェニスの商人に出てくる金貸しのことです。 ...続きを読む

2015年1月7日 - 生活習慣病と認知症

65歳以上の約14%が多かれ少なかれ認知症(個人的には昔ながらの痴呆症の方が言語的に味があって良いと思うのですが。認知症って、如何にも役人様が作った用語的でいけ好かないのですが変更されてしまったものは仕方がない。変更といえば、平成の大合併で市町村が統廃合されて昔ながらの地名が消滅してしまい、変てこな地名が多発したのも気に入らないのです。本編とは関係ありませんが。)に罹患しているといわれ、中 ...続きを読む

2014年12月15日 - がんにまつわる四方山話 ~減量のすゝめ~

臓器別であれこれ解説しても、よく解らん。注意するところだらけで無理。と云われそうなので、ここはひとつ確実にリスク減少できる話を。しかも、個別のがんではなくほぼ全てのがんのリスクを下げるというお話です。 それは、肥満を解消することです。ええっ、肥満って糖尿病の話じゃあないの?と問い返したくなりますが、実は肥満はがんのリスク因子の一つなのです。 国際がん研究機関(IARC)の報告では、食道 ...続きを読む

2014年11月20日 - がんにまつわる四方山話 ~膵臓がん~

今回は膵臓がんに関してのお話です。消化器がんのなかでも治療が難しく、早期発見の尤も困難なものの一つです。リスクを知って定期検査を受けて貰って、何とか早期発見したいものです。 さて、その危険因子なのですが、喫煙はあらゆる臓器のがんの強力な危険因子なのでいわずもがなでありますが、肥満・糖尿病・慢性膵炎、そして膵臓がんの家族歴が危険因子とされております。 さらに、膵臓がん特有の危険因子として ...続きを読む

2014年10月15日 - 書評のコーナー ~その17~

センセーショナルなタイトルが目を引きます。要は、現代人の食生活は糖質過多であるという内容です。これには強くagreeです。一般的に、肥満体型で肉が大好物という人は余り見かけません。大抵の人は米飯や麺類が好きであったり、別腹で甘味やお菓子が好きであったりします。 個人的には、昨年からジムに通い始めたのを契機に体脂肪を落として効率的な筋力アップを図るため、「ハーパーの生化学」と云う教科書 ...続きを読む

2014年9月29日 - 高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まります

10月から、高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まります。 対象は、平成26年度に65歳、70歳、75歳、80歳と5歳刻みの年齢になる人です。 該当する人には、神戸市から接種券が送付されます。 接種券のある人は、自己負担金¥4000で注射できます。 肺炎の原因は、細菌感染だけではなく、ウイルス感染や誤嚥など様々です。 ワクチンを打ったからと言って、すべての肺炎が予防で ...続きを読む

2014年9月15日 - 書評のコーナー ~その16~

またまた半沢直樹シリーズです。 週刊ダイヤモンド誌に連載されていた小説が漸く単行本化しました。期待大で読み始めました。 大体にして始まりは、半沢直樹が無理難題を押し付けられたことから事件が始まります。そして立ちはだかる派閥の壁と隠蔽工作を、正論を駆使して喝破して解決してゆくという水戸黄門並みに予定調和というか勧善懲悪のストーリーで読者はハラハラしながらも安心して読めるというのがウリであ ...続きを読む

2014年9月12日 - Topix ~脳梗塞と高血圧~

高血圧が脳梗塞の危険因子であるということは広く知れ渡ってきましたが、実際に血圧を下げることでどれ程のメリットがあるかを皆さんご存知でしょうか?  2001年にLancetというJournalに載った、PROGRESS試験という論文のデータなのですが。今まで脳梗塞を起こしたことのある人を対象にして、収縮期血圧を9mmHg、拡張期血圧を4mmHg下げたところ、脳卒中の再発が4年間で約3割(28% ...続きを読む

2014年8月20日 - 書評のコーナー ~その15~

先日、非常に読みにくい本に手を出してしまったので、口直しに読みやすそうな本を。 タイトルを読む限りは、昔は海賊といわれるほど悪かったけれども、あることを契機に心を入れ替えて全うに働いた人の話かなと思っていたのですが、全く違いました。海賊は余り意味なしでした。文字通り、海上で縦横無尽に商売していたので当時海賊と呼ばれていただけのことです。しかも、商売敵から。なんでこんなタイトルつけかのかな? ...続きを読む