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新着情報一覧

2016年9月30日 - 書評のコーナー ~その33~

「風太郎」を「ぷうたろう」と呼ばせるところからして、相変わらず巫山戯た小説を予感させますが、なかなかどうして立派な小説でした。何かしら賞を狙っているのでしょうか。 冴えない主人公に強いライバル、風変わりな友人にそしてマドンナの登場。王道です。今回は忍者が主人公なのでどうなのかなと思っていましたが大丈夫でした。のっけから万城目ワールド全開です。ぼーっと読んでいると置いて行かれます。風太 ...続きを読む

2016年8月17日 - 幾つになっても血圧は下げておきましょう

昔々の話。年とったら血圧は年齢+100位で良いんだという乱暴な都市伝説もありましたが、そうでなくても高齢者の血圧はそれほど下げなくても良いんじゃあないかなあというぼんやりとした雰囲気は漂っておりました。 しかし2008年、この都市伝説に終止符を打つ論文が出ました。HYVET studyという論文で、しかもN Engl J Medというかなりグレードの高い雑誌に。 そしてこの大規模臨床試 ...続きを読む

2016年7月17日 - 書評のコーナー ~その32~

2015年の「このミステリーがすごい」大賞作品です。「このミス~」は「チームバチスタの栄光」の海堂尊氏を輩出した割と期待の持てる賞です。 となると、書評のコーナーとしては取りあえず読んでおかなければいけないでしょう。しかも今回は、「美術ミステリー」と煽られているではありませんか。美術蘊蓄は大好物なので、期待は募ります。 内容は、現代アート作家とその作品を扱うギャラリーを中心にそ ...続きを読む

2016年6月15日 - 書評のコーナー ~その31~

京極夏彦の新シリーズ、と云えば否が応にも期待は膨らみます。読者を煙に巻くような薀蓄がまた聴けるのか。スピンオフ作品もできてしまう破天荒な御曹司のようなキャラは出現するのだろうか。   当たり外れの差が大きいこの作者、本の厚みは申し分なし。3㎝はあります。十分です。 期待と不安をないまぜにして、久々の京極作品の鑑賞です。 読み始めて程なく。 ん?何か違 ...続きを読む

2016年5月10日 - 腎障害のおはなし

最近、腎機能障害をテーマにしたテレビ番組や新聞コラムが目につくので、ここらでTopixを一つ。 さて、腎機能障害というと真っ先に透析が頭に浮かびますが、採血結果で腎臓の数字が悪くなったら即透析なのかというとそんな訳ではありません。年余に亘る腎臓へのダメージの末に、尿が出なくなったり、老廃物が排泄できなくなったりして徐々に透析へと至るわけです。 新規透析導入の中で一番多いのは糖尿病性腎症 ...続きを読む

2016年4月5日 - 平成28年度 風疹予防接種助成に関してのお知らせ

平成28年度の風しん予防接種助成   毎年変わる風しん予防接種関係ですが、やはりまた変わりました。 今回は、簡単になりました。 今までは、風しん抗体価の低いことを証明しないといけなかったのですが、それが不要になりました。   一言でいうと、 「罹ったことがなくて、予防接種した記憶がない」との自己申告で、風しん予防接種助成(2500円)が ...続きを読む

2016年3月20日 - 書評のコーナー ~その30~

「しゅららぼん」という単語自体非常に気になりますが、結局大きな意味はありませんでした。この作者、タイトルに変な単語を入れるのが大好きです。前作の「ホルモー」と同じくらい意味がないです。 石走という架空の町で、琵琶湖からパワーを貰って特殊能力を操る人たちが繰り広げるドタバタしたお話です。特殊能力といっても人の心に入り込んで時間を止めたりというようなもので、ビームを出して町を壊しながら悪 ...続きを読む

2016年2月15日 - 書評のコーナー ~その29~

プリンセス・トヨトミ 「鹿男あをによし」の次作です。相変わらず、突拍子もない設定をぶつけてきます。この本に関しては内容部分にある程度障らないと論評できないので、あらすじを少しなぞります。 話は、会計検査院の一行が大阪府庁周辺の会計監査を行う所から始まります。その際、OJO(オー・ジェイ・オー)なる団体に疑惑の目が向けられます。そしてOJO監査の過程で「大阪国」なるものの存在が顕 ...続きを読む

2016年1月15日 - 喫煙と眼疾患のおはなし

smokerには、耳の痛いお話を。 タバコはがんや動脈硬化の危険因子として有名ですが、眼の病気の原因にもなることが判って来ております。 その一つが、加齢黄斑変性です。聞いたことのない人もいるでしょうが、欧米では成人の視力低下や失明の主原因であり、日本でも増加傾向にあるとのことです。 この病気は、網膜の中心である黄斑が変性してしまうので、物を見たときの視野のど真ん中が欠損し ...続きを読む

2015年11月30日 - 書評のコーナー ~その28~

天空の蜂   とある本屋のコミックコーナーにて。 たまたま「天空の蜂」上下巻と目が合いました。何気なく手に取ると帯には映画化の文字が。しかも原作が東野圭吾ときては、原典をあたらねば。聞いたことのない題名ではありましたが、迷わずゲット。600ページもありました。600ページの文庫本が上下巻2冊のコミックに収まるという事は、内容が薄いのかなと危惧していましたが、大丈 ...続きを読む